ピッチングに影響する重心移動｜良いピッチャーのフォームはシンプルにスムーズ

いよいよ2024年のメジャーリーグとプロ野球が始まりました⚾

早速これぞプロの技というプレーが各球場で見られました。

 

これからの熱戦を楽しみたいと思います。

 

 

そして、今年からドジャースでプレーする山本由伸投手は明日3月31日(日本時間)に本拠地デビューします。

 

開幕シリーズ第2戦でのメジャーデビュー戦は、制球に苦しみほろ苦い結果に終わりましたが、超一流の山本投手なので近いうちにアジャストしてくれると信じています。

 

 

その山本投手の投球フォームは無駄の無い惚れ惚れするほどスムーズなフォームです。

 

ロスの無いスムーズなフォームを可能にしているのは、重心移動のときの体幹と手足の動きにあると思います。

 

 

ボールにキレがあり制球も安定しているピッチャーの共通点は、並進＆落下で生み出されたエネルギーをロスなく腕、指先に伝えられることです。

 

ピッチャーはより強いエネルギーを得られるようにマウンドの傾斜を利用しますが、ここでの重心移動の仕方が踏み込んだ後の動きにかなり影響を与えます。

 

また、重心移動時の腕や脚の動きが合っていないと、無理やり筋力でコントロールして投げざるを得なくなります。

そうなると動きにブレーキがかかってしまいスムーズな動きにならなくなります。

 

 

良いピッチャーは投げ方は様々ですが、重心移動時の各身体パーツの動きにロスが無く投げ終わりまでがとてもスムーズで違和感を感じることがありません。

 

スムーズさに欠ける投げ方には違和感があり、一連の動作にどこかカクカクとした動きが見られます。

 

先日、現役を退いてから10年以上たつ工藤公康さんが西武ライオンズのOB線で見せたピッチングは、現役時代と変わらずとても綺麗でスムーズなフォームでした。

60歳を過ぎても力みなく最速121キロのボールを投げていてホントに凄いと思いました。

 

工藤さんのフォームはこちら

 

ピッチングには色々な要素がありますが、重心移動時の身体の動きはとても重要な要素ですので、ピッチングで思うような結果が出ていない選手は見直す価値があると思います。