腹式呼吸は逆効果?|息苦しさを感じる原因と自律神経を整える呼吸の本質①
2025/11/22
1.その「腹式呼吸」、苦しくないですか?
「健康のために腹式呼吸を始めたけれど、逆にお腹が張ったり、息苦しくなったりした経験はありませんか?」
世の中には多くの呼吸法がありますが、実は「形」だけを真似しても効果は出ません。
それどころか、無理にお腹を膨らませようとすることが、体に余計な緊張を生んでいるケースが多々あります。
東中野・落合のパーソナルジムで多くの体を見てきた立場から、まず「呼吸の勝ちパターン」である自律神経のスイッチの入れ方を正しくお伝えします。
2. 「鼻から吸って口から吐く」が目的になっていませんか?
多くの指導現場で言われる「鼻から吸って、口から吐く」。
これはあくまで深く呼吸するための「補助輪」に過ぎません。
大切なのは、どこから吸うかよりも、「心臓のブレーキ」をどう踏むかです。
・吸う時: 体は「活動モード(アクセル)」へ。
・吐く時: 体は「リラックスモード(ブレーキ)」へ。
現代人の多くは、このブレーキ(吐く時間)が圧倒的に足りていません。
【一番大切なのこと】リラックススイッチを長押しすること
リラックスしたいなら、まずは「吐く時間を吸う時間の1.5倍以上にする」という一点だけに集中してみてください。
例えば、4秒で吸ったら、6秒以上かけてゆっくりと吐き切る。
この「長く吐き切る」動作が、リラックススイッチを長押しするということです。
3. 胸式呼吸は「悪」ではない。犯人は「姿勢」です
「胸式呼吸は肩が上がるからダメ」とよく言われますが、胸式呼吸そのものが悪いわけではありません。
問題なのは、「姿勢が崩れているせいで、胸(肋骨)が動かず、首や肩の筋肉で無理やり息を吸わざるを得なくなっていること」です。
肩が上がるのは呼吸法のせいではなく、あなたの体の「壁」が呼吸を邪魔しているサイン。
この「壁」を取り除かない限り、いくら腹式呼吸を練習しても、本当のリラックスは訪れません。
4. まとめ:次なる謎「なぜお腹は凹まないのか?」
呼吸の本質は、形ではなく「自律神経のコントロール」にあります。
そのためには「長く吐くこと」。
多くの指導者が「腹式呼吸」を推奨するのは、長く吐き切ることでリラックス効果を体感させたいがためです。
ですが、姿勢が崩れていては、そもそも深く長く呼吸ができません。
深い呼吸を取り戻すには、それを邪魔する「姿勢の崩れ」を解消することが不可欠です。
この体の「壁」を取り除かない限り、いくら腹式呼吸を練習しても、本当のリラックスは訪れません。
では、なぜ姿勢が崩れると、呼吸が浅くなるだけでなく、「下腹だけがポッコリ出てしまう」のでしょうか?
【あわせて読みたい:第2部】続く第2部では、その衝撃のメカニズム「カチカチ風船(胸郭)」と「伸びきった壁(腹壁)」の正体に迫ります。
💡 このシリーズを続けて読む
・👉 【第2部】下腹ポッコリの原因は「呼吸」?姿勢と腹圧の仕組みを解説【呼吸の整え方②】
「頑張って凹ませる」のがなぜ逆効果なのか?現場で見る間違いと、理想の「天井高」について解説します。
・👉【第3部】「天井高」を作るストレッチでお腹を360°から引き締める実践編③
知識を形に変えるエクササイズ編。自宅でできる3ステップで、お腹の土台を再構築しましょう。
執筆者:布瀬川謙介|東中野・落合 BODY UPDATE LABO トレーナー
骨格構造に基づいた「身体の正しい使い方」を追求するパーソナルトレーナー。
「根性論ではなく、構造に適合したフォーム作り」をテーマに、怪我のリスクを抑え、本来持っている力を引き出す指導を行っている。
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