速く走りたいのに、体はブレーキをかけている|スプリント理論の前にやるべきこと
2026/08/10
「練習してるのに、全然タイムが縮まらない」
「YouTubeで見た通りのフォームを意識してるのに、速くならない」
そう感じたことはありませんか?
もっと速く走りたいと思ったとき、多くの人がまず探すのはスプリントのテクニックです。
接地の仕方、腕の振り方、ピッチとストライドのバランス、体幹の使い方etc.…
YouTubeで検索すれば、専門的な理論やドリルがいくらでも出てきます。
真剣にそれを試して、練習を重ねている方も多いと思います。
それでも思うように速くならない。
そんな方は少なくないはずです。
練習の前に、そもそもの体が違う
高度なスプリント理論は、それを実践できるだけの体があって初めて意味を持ちます。
日常生活の中で作られた体のクセが土台にある場合、どれだけ技術を頭に入れても、それを実行する体側の準備ができていません。
(この根本原因については、[「筋トレしても足が速くならない理由」の記事]で詳しく解説しています。)
こんな「あるある」はありませんか
技術を探す前に、まず自分の体のクセを確認してみてください。
・普段の歩き方が、左右どちらかに偏っている感覚がある
・長時間座った後、股関節がスムーズに動かない
・猫背気味で、胸を張った姿勢が窮屈に感じる
・ジャンプした時、着地の感覚が左右で違う
・「腕を振って」と言われると、肩から力んでしまう
1つでも当てはまるなら、それは技術以前の話です。
専門的なドリルをそのまま取り入れても、体がその動きを受け止められず、効果が半減してしまいます。
「気づいていない」ことが一番の壁
厄介なのは、多くの人がこの状態に気づいていないことです。
痛みや不調があれば体のクセに向き合うきっかけになりますが、「ただ速くならない」というだけでは、原因が自分の体の使い方にあるとは考えにくいものです。
むしろ「もっと良い練習方法があるはずだ」と、外側の情報を探しに行ってしまいます。
技術や練習メニューを追いかけること自体は悪いことではありません。
ただ、その前に「今の自分の体は、その技術を実行できる状態にあるか」を一度確認してみる価値はあると思います。
まとめ
速く走るための近道は、実は遠回りに見える場所にあります。
専門的な技術を探す前に、日常生活で作られた体のクセに向き合うこと。
それが、練習の効果をきちんと体に反映させるための土台になります。
タイムを縮めたい方も、体を動かすこと自体が久しぶりという方も、まずはご自身の体のクセを知ることから始めてみませんか。
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執筆者:布瀬川謙介|東中野・落合のパーソナルジム「BODY UPDATE LABO」トレーナー
パーソナルトレーナー歴18年。骨格構造に基づいた「体の正しい使い方」を追求し、理にかなった動作という視点から分析・指導を行っている。
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